テレビ東京が倒産して、葬儀屋に買収されるおはなし。
2010年の映画です。
監督:伊藤隆行
脚本:大場剛、桜野太紀
出演:金田哲、河本準一、川田広樹、杉原杏璃、大橋未歩、大鶴義丹、松方弘樹ほか
お葬式・お墓・相続・ターミナルケア。「死」について話す事がタブーではなくなり、死は人生のエンディングとしてオープンなものに。いい生き方・いい死に方・いい送り方を解説。
テレビ東京が倒産して、葬儀屋に買収されるおはなし。
2010年の映画です。
監督:伊藤隆行
脚本:大場剛、桜野太紀
出演:金田哲、河本準一、川田広樹、杉原杏璃、大橋未歩、大鶴義丹、松方弘樹ほか
高齢化によって葬儀が簡素化する。
という図式があります。
いまや高齢化率は20%を越えています。
亡くなる人の半数は80代より高齢。
喪主、配偶者も当然60歳以上・・・。
豪華なお葬式は必要なくなります。
故人の年齢が高いほど、知り合いは少なくなり、参列者も減りますから、小規模で十分なのです。
近親者だけの家族葬。
お通夜も告別式も省略して、納棺と出棺をして火葬する直葬。
このようなシンプルな葬儀が増えるのです。
「千の風になって」のヒットも影響しているのでしょうか。
海や山などに散骨する自然葬が以前より話題になっています。
進んできた核家族化、低所得家庭の増加なども関係して、自然葬ニーズは高まっているようです。
自然葬でお墓もないならば、子孫への負担は確実に減ります。
墓の維持管理も毎年費用がかかりますから。
身寄りがないひとが生前に自分で申し込むケースがあるのも納得です。
日本で初めて行われた自然葬の例は1991年、神奈川県の相模湾で行ったNPO法人「葬送の自由をすすめる会」。
20年間で2900人の自然葬を行いました。
たとえば神戸港でも2010年から海洋自然葬が始まっていて、問合せも多いそうです。
海晃(かいこう)という業者が行っています。
遺骨は粉末にして、小型船で海に出て、遺族自らが海にまくという形式です。
たしかにシンプルで心もこもっていて、弔うというイメージにも合致しています。
海洋への散骨は船を使うため、国土交通省に航路使用の届け出をする必要がありますが、
散骨自体には許可が要らないので、今後参入する業者は増えるでしょう。
★「葬送の自由をすすめる会」(東京都文京区)
★「海晃」(神戸市中央区)